“ロープアクセス調査専門企業日本空糸株式会社”

サスペンショントラウマを学ぶ

宙吊りになった人間にはどのような身体症状が現れるのでしょうか。


サスペンショントラウマという言葉を聞いたことがあるでしょうか。
(サスペンションシンドローム、サスペンションイントレランスなど呼び方が複数あるようです。)

HSEの文書には、以下のような説明書きがあります。
> Traumaは「外傷」を示すため、Syncope「失神」という説明的な用語に置き換えたほうが良いかもしれない。

現在、日本空糸では規格の読み込みに合わせて、サスペンショントラウマへの理解を深めるため、ウェブ上に公開されている下記文書の読み込みの準備を進めています。

HSE; Evidence-based review of the current guidance on first aid measures for suspension trauma
(サスペンショントラウマへの応急処置向け現行ガイダンスに関するエビデンスに基づいたレビュー)

IRATA; Internationalcode of practicefor industrial rope access
(産業用ロープアクセスのためのIRATA国際行動規範)

CAMP Safety; Suspension trauma: the SOSPESI project
(サスペンショントラウマ: SOSPESIプロジェクト)


まだ大枠しか捉えられていないのですが

これらの知見は、墜落制止用器具の本格運用に合わせいずれ世間の話題に昇るであろう、宙吊り状態からのレスキューに欠かせないものと考えています。



Posted by norimitsu.i at 7:15 日時 2021/03/10

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